運命学へ(69)
悲劇的な、喜劇的な、幸福な、不幸な、豊かな、静かな、騒々しい、孤独な、貧しい、寒い、温かい、釈然としない、満ち足りた、納得の、無念の、平凡な、苦々しい、落ち着いた、上出来の、不出来な、穏やかな・・・これらはすべて「ラストシーン」につく形容詞だ。数ある形容詞のなかから、本人がそのたった一つを選択する。第三者の目に映るその人と、その人自身の目に映っている自分の姿には、ほとんど差がない場合もあるが、どうにも説明できないほどかけ離れている場合もある。四柱推命の運命式にあらわれる「ラスト」は、第三者の目に映るその人で、それは必ずしもその人が思う自分と一致するものではない。