運命学へ(67)
四柱推命の運命式から、いくつもの物語を劇的に描く方法論の確立まであと少しだ。物語の構成については、ここ何年か考え続けてきた。命式にある八文字を使って、ある性格や個性、先天的に備わった才能をもつ主人公に、いつ、どんな対立要素が現れて、それがどんな風に展開していくのか。クライマックスはどうなるのか。また結末に向かって、何を用いれば物語が面白くエキサイティングなものになるのかをずっと考えてきた。四柱推命の命式からは、どういった課題を背負ってこの世に生まれてきたのかのような、生まれてきたミッションみたいなものがわかり、それが最終的にどういった結末になるか見当がつく。人生を生きる目的は何なのか、何が障害になり、何が助けになるかもわかる。また、生きていく上で、どういった天候のなかを歩まねばならないかもわかる。これだけの要素があれば、一人一人ちがった物語が幾通りにも描ける。自分にしかできないこと、やっていて時間を忘れてしまうこと、最高に喜びを感じることは何か。