運命学へ(35)
運命式協同開拓者。運命式という未開の地のディベロッパー。わたしの運命式からは、しばしば土地関係の仕事が良いという判断がされるが、これはリアルな土地でなくてもいいのではないかと思う。たとえ比喩上の土地であっても、運命式協同開拓者は運命式という名の土地を取り扱う仕事人である。たった八文字、四行で示された土地の登記簿を見て、最大限の土地活用をもくろむプロのディベロッパーだ。東洋の占星術のひとつである四柱推命を知ることによって、わたしは自分独自の認識論を持つにいたった。問題の分析を容易に導くための思考システムとして、四柱推命を貫く理論の土台となっている思想—ーつまりそれは、陰陽五行説であるがーーを深く理解し現実生活にうまく適用することが肝腎である。日々の生活と結びつかないような学問は、刻一刻と変化する時間の中を生きる役にはたたない。