運命学へ(27)

十神の示す性格で恋愛事情が異なってくる。食神を月支に持った女性と傷官を月支に持った女性、正官を月支にもった女性のそれぞれが浮気をしたとする。そしてその浮気相手がまた別の女性と浮気をした場合、この三人の女性はどういった態度をとるだろうか。食神を月支にもった女性は、浮気相手の浮気などは気にしていないふりをする。そのとき彼女はこう思っている。自分も同じように浮気しているのだから、浮気は浮気として楽しめばいいわ。食神女性にとって浮気相手は、会っているそのときが全てで、相手に自分への献身や忠誠なんて求めてはいない。鷹揚とか大人といえばそれまでだが、食神女性の人間関係にはいい加減なところがある。これと対照的なのが傷官を月支に持った女性だ。この傷官女性はどうしても、自分が相手のオンリーワンにならないと気が済まない。たとえ浮気相手の浮気であっても、それは許されることではない。傷官女性は自分を棚上げして相手の男性を責め、また男性の浮気相手の女性に仕返しや嫌がらせをする。こういった行動に走るのは、一つには愛の純粋性への信仰があるからであり、また一つには、もともとのプライドの高さが災いしているのだ。傷官女性にとっては、男に浮気される女なんて、とうてい許容できるものではない。傷官女性の怒りは男の浮気相手の女に向かう。

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