運命学へ(22)
ああ、もうひとつあった。墓運中に家の玄関の軒が崩落しかけた。自宅の玄関の軒は、あとから木造で造作工事をしたものだったが、それが本体からはずれて崩れかけた。隙間が日に日に大きくなっていったので、慌てて業者をインターネットで探して軒の撤去工事を頼んだ。普通より割高な工事代を請求されたが、致し方ないと思ってその金額を払った。予測外の出費に見舞われたことになる。業者によると、白アリが原因ということだった。鉄筋コンクリート造りの家で、玄関の軒の部分のみが木造だったが、まさかそんなことが自宅におきるとは思いもよらなかった。墓運中は、考えてもいなかったような出費がある。誰も怪我したりしなかったことが、不幸中の幸いと考えたほうがいいのかもしれないが。