運命学へ(20)
この悪魔のような人物とは、墓運が終わったとたんに縁が切れた。見事な切れ方だった。以上のことから、「死ぬほどのつらい目」とは推測するに、離婚問題(わたしの場合は偶然的に夫と離れて暮らすことになったので、離婚には至らなかった。墓運が終わったいま、夫とは問題なく一つ屋根で暮らしている)、金銭的・精神的損害や肉体的な危険、慣れない仕事を完璧にこなさなければならないという精神的・能力的な不安や疲労と理不尽な人間関係を維持するために生じる強度のストレス、であろう。わたしは自分の墓運を身をもって十分に生きたので、おそらくは同じように墓運にあって、悩んでいる人たちの気持ちがよく理解できると思う。この墓運の十年間は間欠的ではあったが、次々と「死ぬほどつらい目」にあった。大きくは三つだが、それ以外にも、主に人間関係だったが、不快なことが連続した。