運命学へ(4)
独学はどうしても一人よがりの学習になり効率が悪いのではないか。四柱推命に関して、この三十年間になし遂げたことはあまりにも少ない。わたしは四柱推命の師匠をさがすことにした。まずインターネットで検索してみた。いろいろと占い教室があり、どれにしたらいいのかさっぱりわからなかった。そのなかでも一つ、癖の強い関西弁で書かれたホームページが目に留まった。自宅から一時間ほどのところに、その占い事務所はあった。距離感が適当だったので、そこの鑑定にネット申し込みをした。次の日に占い師から電話がかかってきた。男性の声で、生年月日と誕生時刻と名前を聞かれた。わたしはすべてに正確に答え、鑑定日時を決めた。誕生日の三日前にかかってきた電話だった。鑑定日時は自分の、誕生日と誕生時刻に合わせた。ささやかな演出だが、こうしたほうがドラマチックになる。出来事はドラマチックなほうがいい。